2007年10月4日木曜日

モデルルーム2

モデルルームはオシャレな家具と、自由な空間が沢山あって夢の空間を作り出しています。
本当はそこに梁があるはずなのに存在しない等のように、実際とは違う場合があります。

「天井高2.5mの夢の空間」というキャッチフレーズ。明るくて快適な空間です。誰もが憧れます。しかし、一番高い所が2.5mなのです。梁や下り天井のように出っ張っている所は注意してください。
天井の高さや出っ張りについては見過ごしてします事があります。
下層階は建物全体を支えなければならないので、梁は太く大きくならざるを得ません。そうすると、梁が大きな分、天井は低くなります。
モデルルームでは、そこまで見なかったけど天井が低く感じる。家具が入らなかったという事が起こり得るのです。また、バリアフリーとは名ばかりで、浴室が内開きだったり、車イスではキッチンを通らないと浴室に直接行けなかったり室にはいれなかったりと、実生活ではアレ?と思う事が沢山あります。
 
広告の間取り図には約6帖とか書いてあっても、モデルルームで見ると正形の6帖とは違うのです。室の形状によっては使い勝手が悪く、同じイメージで考えると失敗します。
キッチンやトイレ等の水廻りと部屋の配置によって、将来リフォームする時に間取りが変更出来ない事があります。家族構成が変化して、リフォームする場合も考えておいてください。しかし、リフォームに余分な費用のかかる間取りがある事に気を付けてください。
収納スペースの確保は重要な要素です。窓のない室は居室としては使えないので、そんなスペースが収納スペースに当てられます。生活動線を考えずに使い勝手の悪い位置になる事が多いのです。
 生活の動きに合わない、変な位置にクローゼットがある場合は注意してください。
 
 特別な施設設備にも注意が必要です。
例えば、温泉付きマンションなど思わず夢が膨らんでしまいますが、本当に必要なのか、将来、維持管理に余分な費用がかからないか等も考えておく必要があります。

 モデルルームは夢を売る場所である事を認識してください。