2007年10月23日火曜日

マンション購入と設備

「モデルルームに入る前に、モデルルームは夢の世界、決して夢は見るな、かっこいい営業マンの話に乗るな、バラの花束に惑わされずに、もうすぐ完売なんて言葉は営業トーク、現実を見ろ、生活を考えて、貴方の住むのは家具に埋もれた生活空間」
「決して、すぐに買うな、もう一度来るつもりで、買えなかったら縁がなかったと思え」
さだまさしの歌詞ではないが、何処まで理解出来たのか。うなずいている横顔は早く夢の世界へ飛び込んでいきたいと思っているようである。
モデルルームへ行く人たちは、誰しもが、良ければ買いたいと思っていく、そして、絶対に営業マンの話しには乗せられないと思っているのである。しかし、マンションを買いた、夢の世界を買いたいとの感情を抑えきれずに、バラの花束をつけてもらい安心して帰るのである。
システムキッチンに自動食器洗浄機、床暖房にヘヤードレッサーと夢の世界にまっしぐらである。システムキッチン、風呂がでかい、そして、自分の部屋が確保できるかが最大の関心事である様だ。たぶん、子供部屋か物置兼クロークかなんかに化けてしまうのであろうが。温泉付きマンション、その衛生面での無問題点が報道されているが、今後のメンテナンス費用についての心配は無いのだろうか
、温泉の管理は費用がかかると思うのだが。
最新の設備は確かに魅力的であるが、本当に使いこなせるのであろうか?考えてほしいものである。
一時流行った、シャンプーの出来る洗面化粧台、あまり使われていない様である。自動食器洗浄機も大人数では、時間がかかり、数回に分けて洗わなければならず、手荒いが早いと言う家庭もある。
車いすでは直接いけない様なバリアフリータイプの浴室、使いにくい収納戸棚等々見てほしいところは沢山あるのだが!
そして、セキュリティーやエントランスの演出へとどんどんエスカレートしていく。

モデルルームは魔性の世界かも知れない。