2007年10月4日木曜日

生活情報の収集

マンション購入の第一歩は、情報を集める事です。天気の良い休日の朝には、ピクニック気分でモデルルームへ行く人達の車が押し寄せています。
建築中の建物の横にはきれいなモデルルームとすばらしい夢の世界が演出されています。
自分達の買おうとしている建物がどんな工事なのか、どんな職人達が建てているのかなんて知ろうともしません。一戸建なら工事現場を頻繁に見に行くのに、マンションとなると足を踏み入れようともしない。真実を知りたいと思いませんか?

 モデルルームに行く時は、マンションの近隣も歩いてください!休日だと工場や作業所が閉まっている場合が多いですが、周辺の雰囲気はつかめますよね。長屋の建ち並んでる所、ミニ開発の多い所、アパートの多い所、邸宅の多い所など地域の特性が見えてきます。そんな地域であなたは住み始めようとしているのです。
 次に、駅からは周りをキョロキョロしながらゆっくりと歩いて下さい。
駅から徒歩10分と書いてあっても、実際は違う事が多いのです。80mを徒歩1分と計算して表示してあるので、途中に幹線道路や踏切があって待ち時間が長ければ、15分かかったりするのです。反対に裏道があって早く行ける事もありますよね。駅前の商店街を通ったりするとまた違ってきます。せっかくだから、商店街にどんな店があるのか、スーパーにはどんな商品があるのか、開店閉店時間も要チェックです。コンビニも必須アイテムです。
 スーパーも安売スーパーから高級スーパーまで多種多様です。中に入って調べる事が大切です。
 病院、診療所の場所や診療科目も知っておきたいですよね。

歩き回らなければならないから大変だと思わないでください。そんな難しいことではありません。
家族で「街並み探検隊」を作り歩いてみるのです。例えば、手書きの地図を作りながら、ここにコロッケ屋、本屋はここ。クリーニング屋は10時~7時までやから困ったなぁなんて、みんなで楽しく歩いてみる事です。時間があれば、小中学校までの通学路も歩いてみたいですね。そうすると、現実の生活が見えてきます。
また、駅やバス停では急行の停車の有無や、始発・終電の時間、またタクシー乗り場の有無なんかも重要です。これは、全てそこで生活するための調査なんです。

寄り道せずにモデルルームへ直行するとどうも現実がすっぽり抜けてしまいがちです。夢のマンションライフではなく、現実のマンション生活をイメージして下さい。
 そのためには、平日・休日・朝・昼・晩のあらゆる場面を想像する事が本当は大切なんです。