2007年12月23日日曜日

マンション購入術(中古編)

中古物件と新築物件との違いは、中古は自分の目で確認してから買えると言うのが最大のメリットです。しかし何故中古物件に立地が関わってくるのでしょうか?
立地に関しては物件が完成する以前からあるもので半年や一年ではそうそう環境が変わるものではありませんね、では中古物件ならでは確認できる立地とは一体何でしょうか?
それは物件が地域に対して物件が如何に関わっているかと言う事なのです。
新築の場合モデルルームで間取りや内装の仕様は確認できますが自分がどの位置に住むのかは図面でしか確認できずなかなか解り難いものです、最近では超高層マンションなど眺望をセールスポイントにしている物件はバルコニー位置からの景色を写真などで予めモデルルーム等に用意している物件も有りますが一般の物件では解り難いものです。
それでは中古物件がどのように地域に絡んでいるかと言うと、例えば多くの人も間取りの次に確認するのが駐車場から場外へのアクセスですね、車を持つ人の多くは大いに気になる問題だと思います。例えば渋滞の多い道路に直接繋がってなかなか場外へ出ることができない、出場するのに常に危険が付きまとうなどです、逆にこの物件が出来たために混雑の原因になってしまった場合もあります。また部屋から敷地外へどの程度時間がかかるのか?エレベーターの連携が悪かったり敷地内で直線的に移動が出来ずに思ったより時間が掛かったりする事もあります、朝の5分は貴重ですよね。
道路に関わる事であればその他には交通騒音や車両の出す排気煙による大気汚染です、知られていないのが上の階へ行くほど耳障りな音が聞こえやすい事、空気が悪く排気臭がするだけではなく煤煙や道路磨耗によるチリが室内を汚染します、洗濯物を汚すだけではなく樹脂などに付着した煤煙によるチリは非常に落ちにくいものです。これらは天候による風向きや周囲の建物環境により大いに影響されます。
直面した建物が低層で安心していたら1街区向こうの建物と直面していてプライバシーが保つ事が出来ない場合があったり、向こうにある高速道路がバルコニーから望める位置にあり遮蔽する建物が無く直接騒音が飛び込んできたり、電車の騒音が輻射して飛び込んできたりと物件と直接接する以外でも周囲の環境に左右される事が多々有ります。
建物内の話で言えば駐車場の割り当て位置は勿論ですが、駐輪場の割り当てがどこにあるのかと言ったことも重要ですね、出しにくい位置であったり既に満車であったりとか、ごみ捨てに行くのに距離があったり雨の日に屋外を通らねばならないとか夜間に於ける人や車の出入りによる騒音が気になったり特定の部屋にのみ起こる空気の流れにより階下の炊煙などの臭気が入り込んできたり冬場に玄関ドアの足元に水が溜まるほど結露したり巻き上がる風で洗濯物が普通に干す事が出来なかったり普通に降る雨がバルコニーの幅員を越えて直接窓を打ったりとその部屋独特の症状が起こるものです。中古物件であればこそ立地や環境を購入前に知る事が出来るのです。充分なチェックでより良いマンションライフを確実なものにします!