2010年3月25日木曜日

ペット共生マンション導入サポート

一般的な賃貸マンションでは空室が心配(新築、既存)


他のマンションと差別化を図る必要性 →どうすれば差別化が図れるの?

ペットブームからペット飼育の定着化へ!

犬猫飼育頭数は過去最高!子供の数より多い!(2人以上の世帯の犬の飼育率は23.4%)

犬猫の飼育頭数は2008年時点で2,683万匹(犬1,310万匹、猫(外猫含む)1,373万匹:ペットフード工業会調べ)と過去最高の飼育数となり、子供の数(1,700万人)よりも多くなっています。50歳以上の2人世帯以上では28.2%が犬を飼育している現状です。(ペットフード工業会調べ)それだけでなく、女性の一人暮らしや若いカップルで犬を飼う暮らしも人気です。それに伴い、ペット関連の国内総市場規模は右肩上がりを続けています。(2008年度:1兆1,371億円:対前年比2.5%増)

しかし、残念ながらペットを飼育する住居環境はまだまだ整っていません。賃貸マンションにおいては、名ばかりのペット可マンションも多く、飼育者とペットにとってやさしい住環 境の整備はなされておらず、これが原因でペットに関するトラブルが多発しています。


①ペットを迎えたことで生活がどのように変化したか? (アニコム調べ)


1、家で家族と過ごす時間が増えた
2、家族の会話が増えた      
3、散歩など運動量が増えた   
4、お散歩仲間・新しい友人ができた、ご近所付き合いが広がった  
5、外食が減り、家で食事を取るようになった   
6、規則正しい生活になった
7、仕事にやる気が出た

②集合住宅でペットと暮らすために欲しいこと
1、ペットへの理解・・・ペットの大切さ、人間と違う
2、飼い主(飼育者)への理解・・・家族を養っているのと同じ
3、サービス(ハード面・ソフト面)
4、周囲の表情(住居者・オーナー・管理会社)・・・孤独感(肩身が狭い)



・ペット禁止にもかかわらずペットを飼育する人がいる。
・ペットは可だが、飼育者のマナーが悪い。(騒音・臭いなど)

・ペット禁止だがペット飼育を認めてほしいとの要望が出ている一方、反対する居住者もいる。
・ペットブームによってペット可分譲マンションが作られたが、管理会社にペットに関するノウハウなどがない。
・ペット可マンションのトラブルは人の問題だが、具体的な提案がされていない。どうしていいか分からない。
・規約改正やペット委員会の設置だけでは問題解決にならない。


解決方法の一つとして・・・
ペット飼育者、マンション管理従事者に対する教育はもちろん、ペットを飼育しない人にもペットに関する認識(教育)も必要。

ペット共生マンションへのステップ



<入居者に対して>

・ペット飼育者及びペット(犬や猫)に対する教育(ペットマナーやしつけ、健康管理など)
・ペットを飼育しない人へはペットに対する認識を持ってもらう →入居時・入居後転出するまで随時行う。
・ペットクラブ(委員会)の設立・運営。
・ペット飼育管理  →獣医、専門学校等との連携。

<マンション管理従事者、不動産会社に対して>

・ペット可マンション:制度の整備
・犬猫の生態や行動、疾病 →動物に対する最低限の知識を習得
・ペットトラブルの原因と対策についての勉強会(事例研究含む)
・マンション管理のペット問題に関する相談窓口の設置


ペット共生マンション導入のメリット
 
<分譲マンション>


・ペットについての近隣トラブルを防ぐことができる。
・ペットの尿や糞の問題を防ぐことができることから、マンション管理の面においてはプラス。
・ペットトラブルに対する相互解決やコミュニティの形成ができる。(ペット問題ADRによる紛争解決)
・ペット共生イベントの開催等によるコミュニテイの形成ができる。
・ペット共生ルール整備と運営の確実性
・ペット飼育管理の充実(ペットクラブ(委員会)の設立・運営により) →マンション自体の付加価値の上昇。 


<賃貸マンション>


・ペットについての近隣トラブルを防ぐことができる。
・ペットの尿や糞の問題を防ぐことができることから、マンション管理の面においてはプラス。
・ペット可(共生)マンションとして、他のマンションとの差別化を図ることができる。→空室対策(入居者ターゲットをペット飼育者)
・ペット関連商品販売による収益
・ペットトラブルに対する相互解決やコミュニティの形成ができる。(ペット問題ADRによる紛争解決)
・ペット共生イベントの開催等によるコミュニテイの形成ができる。
・ペット共生ルール整備と運営の確実性
・ペット飼育管理の充実(ペットクラブ(委員会)の設立・運営により) →マンション自体の付加価値の上昇。 


<その他>


・ハード面の充実よりソフト面の充実が必要とされる「ペット可マンション」において、ペットに関する実務家とNPOが提携。
・ペットに関する実務家と不動産関係のプロフェッショナルが協力し合うことにより、ペットに関する実務家の経験と知識がソフト面に活かされる。